モース研究会 大森信会員が出版しました。

「エビとカニの博物誌‐世界の切手になった甲殻類‐」

 

大森信[著]築地書館株式会社

2,000円+税 A5判 オールカラー208頁 2021年6月刊行 ISBN978-4-8067-1622-8

  

本書は、世界中のエビとカニを図柄にした300枚の郵便切手について、著者の60年にわたる海洋生物研究者としての豊富な知識と経験をもとにそれぞれの種の分布、生態、人々の暮らしと文化との関与について詳細に解説をしたユニークな博物誌です。

著者が現地で体験したことや、収集した情報、思い出話もふんだんに盛り込まれ、本所ならではの充実した内容となっています。

本書は年齢を問わず生物に興味を持つ人ならどなたでも楽しく読んでいただけるものと思います。

 

著者略歴:1937年大阪生まれ。北海道大学水産学部卒業。米国ウッズホール海洋研究所、ワシントン大学大学院で

 学んだ後東京大学海洋研究所、米億カルフォルニア大学スクリップス海洋研究所、ユネスコ自然科学局海洋科学

 部門に勤務。東京海洋大学教授を経て(財)熱帯海洋生態研究振興財団の阿嘉島臨海研究所所長を務めた。

 水産学博士 東京海洋大学名誉教授。生物海洋学、プランクトン学専攻。

 日本プランクトン学会会長、日本海洋学会・日本サンゴ礁学会評議員などを歴任。現在は主にサンゴ礁の保全と修

 復再生のための研究と啓発活動を行っている。